古銭高額ランキング~価値の高い古銭っていくら位なの?~
- shinbashi
- 17 時間前
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今日は日本の古銭の中でも価値の高いものをご紹介します!ランキングとしましたが、実際のところ古銭の価値をランキング評価するのは大変難しいです。
ですので、今回は日本の古銭で、希少度が高いコインや紙幣、仮に市場にでてきた場合の価格予想をしていこうと思います。今回ご紹介の古銭や紙幣は、弊社でも扱ったことが一度有るか無いか、というくらい、滅多にお目にかからないものばかりです。
①富本銭

日本で最初に使用された硬貨は「和同開珎」とされ、日本貨幣史の始まりも和同開珎から、とするのが定説でしたが、1999年(平成11年)、飛鳥池遺跡の発掘現場から、「富本」の銭名を持つ銅銭33枚が出てきました。この「富本銭」ですが、天武天皇の在位期間中に造られたものとされます。これにより、「和同開珎」より前に、日本の硬貨は存在していたことが分かりました。
では、この富本銭の価値はどれほどになるのでしょうか?
現在、富本銭はほぼすべて考古学的出土品で国指定文化財級の扱いになっているため、一般市場やオークションに出ることはまずありません。
ただ、もし出た場合(実際には法律的に難しい)、数千万円~の価格がつくことでしょう。
②天正菱大判

天正17年、豊臣秀吉が聚楽第で「金配り」をしました。そのとき用いられた金貨が、写真の大判金とされます。大判には、「天正16年」、中央に「拾両 後藤(花押)」の墨書きがあり、特徴としては上下に菱枠の桐刻印が打たれます。そのため、この大判金を「天正菱大判金」と呼びます。現存は十数点ほどとされ、極めて希少であることがわかります。また、現存品も国指定の重要文化財に指定されたものもあり、収集市場には滅多にでてきません。以前海外オークションに出されたことがありますが、その時の落札金額は1億円を超えました。
③「めがね100円札」

表面内側の輪郭が眼鏡の様に見える為、この愛称で呼ばれます。額面100円と、高額券だった為もとの発行枚数も少なかったようです。さらに実際の需要もほとんどなく、政府による回収・交換が徹底されました。現存する通用券は、日銀に2,3枚、旧大和銀行に1枚しかありません。市場にでてきたならば、1億円程になるかと思います。
以上が、日本の古銭の中で、高価なもののご紹介でした。古銭や紙幣の価値は稀少性はもちろん、保管状態にっても大きく差がつきます。ですので、一概にランキングで評価するのは非常に難しくなります。※コインや紙幣は決して洗ったり、手を加えないようにしてください今回ご紹介したのは、トップクラスのコインや紙幣の為、市場にでてくることはまずないかと思いますが、もしお持ちの古銭やコイン、紙幣の価値をお知りになりたい方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お尋ねいただければと思います。
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