円銀(明治8年)の分類-手変わり珍品Iタイプとは?-

現在価格高騰中の一円銀貨ですが、明治7年銘よりデザインが変わり菊紋面は「一圓」文字を中心に、その周囲には菊桐飾りを配したシンプルな新一円銀貨に移行しました。移行したての明治7,8年銘の製造にはさまざまな苦労があったと推測され、その結果が多くの手変わりを生み、コレクターを楽しませてくれます。

今日は新入荷した明治8年円銀「Iタイプ」の紹介とともに明治8年円銀の基本的な分類を説明させていただこうと思います。

明治8年銘は、浅彫or深彫の分類がすでに『日本貨幣カタログ』でされており、それに準して①浅彫型(少脈・浅彫・主葉密枝脈・太渦巻・正竜)、②深彫型(多脈・深彫・7葉密狭脈・太渦巻・正竜)の2つのカテゴリが標準型となっています。

①の浅彫の方がかなり少なく認知度人気も高い為、オークションでも価格高騰します。

この脈というのは表面の葉の葉脈を示しており、7葉は左端に位置する葉を示します。左はⅠタイプですが、こちらは深彫・7葉密狭脈です。7葉密狭脈と対照なのが「7葉粗広脈」で、およそ7%しかないと言われるレアタイプです。

葉脈は特殊でないものの「7葉粗広脈」よりもレア度が高くわずか5%しかないとされるのが「Ⅰタイプ」。その特徴は、裏面量目を表す416の数字の1がⅠになっており、かなり稀少度が高いと言われます。是非この機会にお愉しみください。 

他にも竜図の渦の太細や年号銘八の字によって明治8年銘細かく分類されますが、また次回ご紹介させていただきます。


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参考文献「日本の近代銀貨一円銀貨の部」亀谷雅嗣著