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栄一が発行にかかわったお金

更新日:2021年8月19日

現在放送の大河ドラマ主人公で、新しい日本銀行券の肖像にも選ばれた渋沢栄一。彼が発行に携わったお金を二つご紹介します。

【一橋家家臣時代】

一橋領 御産物木綿預手形



一橋家に仕えた栄一は、財政を立て直すため領地をめぐり、播磨の

特産品である木綿に注目しました。

良質の木綿を生産者から高く買い、大阪・江戸で直接販売することを考え、一橋産物会所を今市村(現兵庫県高砂市)に開設。

地域で使えるお札(木綿預手形)を発行し、それを資金に仲買が木綿売買をしやすくなるようにし、地域経済の活性化および財政の立て直しをはかりました。





【明治時代初期】

国立銀行紙幣 第一国立銀行 1873年



栄一は明治初期に大蔵省で国立銀行制度の構築に尽力し、その過程で国立銀行紙幣の図柄の選定にも関与しています。しかし国立銀行制度ができた翌1873年に官を辞し、日本発の近代的な「銀行」となった第一国立銀行の経営を担います。栄一は当初第一国立銀行の「総監役」に就任し、頭取は出資していた小野善助と三井八郎右衛門が務めましたが、1874年の小野組破綻により、1875年に栄一が就任しました。

国立銀行紙幣には頭取名が刷られており、後から栄一の名が朱書きで加筆修正されました。

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