慶長小判金 前期 ※ヒビ有
品位 金863 銀137
慶長小判金 前期
SKU: 12158
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徳川幕府が成立してから最初の小判。金品位1,000分の863と高品位で、江戸期を通じてもっとも立派な小判ということができる。
表面には鏨目が横4ないし5列で上部から下部にかけて刻まれ、中央上部に「壹両」の二文字を長方形の枠で囲んだ極印が、同下部に「光次」を長方形に囲んだ極印が、上下端には扇枠に桐紋が配された極印が一個ずつ打刻される。裏面中央には丸枠に光次の公家風花押の押印が、下部の左ないし右端には極印・験極印が押される。(ないものもある)
茣蓙目の密なるものは初期のもので、楕円の長径がいくぶん長い。裏面座人の極印は向って右または左下隅に打たれているが、元禄以降は左側打ちに定着しているから、右側に打たれているものの方が古いことが知られる。