安政元年(1854)幕府は欧米諸国の圧力に屈し和親条約を結び、以来日本の金貨は大量に海外へ流出しはじめます。それら金貨の流出を阻止するために安政小判が造られました。しかし、その攻防も結局欧米の強い反対にあい、わずか20日間という短い使用期間で幕を閉じ、よって安政の小判・分金は非常に数が少なく、稀少性が高いです。表面は天保小判金に似ています。裏面右上に年代印の「正」があり、正字小判とも呼ばれています。また安政小判及び安政一分判金を総称して安政金あるいは正字金と呼ばれています。元文、文政、天保小判のような七福小判はありませんが献上判があります。
素材:金56.77%、銀43.23%
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