日本のお札の歴史②

最終更新: 2020年12月23日

前回は明治期のお札に描かれた人物を紹介しましたが、今回は大正から昭和中頃までのお札の肖像画となった人物たちを紹介したいと思います。

この時代の肖像に新しく選ばれたのは、「聖徳太子」、「日本武尊」「楠木正成」、戦後に「二宮尊徳」「板垣退助」「岩倉具視」「高橋是清」「伊藤博文」・・・となります。

戦中は軍事一色の世の中であったため「日本武尊」(古代日本の皇族・古代史上の伝説的英雄)「楠木正成」(南北朝時代に後醍醐天皇側についた)が選ばれましたが、GHQから軍国主義的・国家神道的肖像画はふさわしくないとNGが出た為戦後すぐに発行が中止されてしまいます。(そのためこの紙幣はプレミア価格が付きます。)

戦後の肖像画として選ばれている人物は近代の政治家や思想家・文化人が多くなったようです。そして女性の社会進出の進展”という観点から、近年では「紫式部」「樋口一葉」次に出される「津田梅子」と女性も選ばれるようになりました。

肖像として選ばれる背景に、その時代の社会情勢が大きく関わってくることがわかります。

ちなみに新しい紙幣に選ばれた「渋沢栄一」ですが、実は過去にも候補にも挙がっていたことがあります。その当時選ばれなかった理由として、ひげが生えていなかったことがあります。偽造防止の為ににひげが必要だったようです。


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