新入荷プルーフ銀貨2点のご紹介です。

まずは、フランスからナポレオン3世 5フラン試作貨 1852A PR65(最高鑑定) です。
下にガドリー社発行カタログ[MONNAIES FRANCAISES]を引用しておりますが、通常銀貨に比べ試作貨は非常にレアなコインであることがわかります。
尚カタログ記載のものは、首元に作者Jean-Jacques Barre 氏のサインが"BARRE"と彫られていますが、現品は、サインが"J.J.BARRE"と彫られたタイプとなります。

NGCのサイトで比較すると、"BARRE"タイプのプルーフ貨は14枚存在するようですが、こちらの
"J.J.BARRE"タイプは、現品含め2枚しか存在しません。(NGCサイトはこちら)
他にも、ナポレオンの冠や髭の長さ、裏面のデザインによっても数種類プルーフ貨が存在します。
2018年国内オークションで有冠のプルーフ貨PR65が出品されていましたが、5年前にも拘らず、797万円で

落札されておりました。(残念ながら現品と同デザインの試鋳貨レコードを見つけることができませんでした)
稀少性はさることながら、やはりプルーフならではの虹色(ブラウンピンク系)のトーンがなんともいえない美しさを放っています。是非実際に見られることをお勧めします。状態や稀少性を考えても、レア度の非常に高いコインです。既にナポレオン金貨や銀貨を持たれている方へもお勧めの逸品となります。
誠に申し訳ございません。こちらの試作プルーフ貨は品切れでございます。
2点目は、おなじみ1847年ゴチッククラウン銀貨PR62となります。

伝説的な彫刻師ウィリアム・ワイオン(William Wyon)がデザインした若く美しいヴィクトリア女王が描かれます。
ワイオンの代表作は他に「ウナとライオン」や「スリーグレーセス」また最近では「モハール金貨」などが挙げられます。
1847年にヴィクトリア女王即位10周年記念に発行され、ヴィクトリアの周りを囲むゴシックの文字から、「ゴチッククラウン」と呼ばれます。
「世界で最も美しい銀貨」と称され、近年最も価格が上昇しているコインではないでしょうか。
目立つ傷もなく、非常に良い状態です。
先ほどのナポレオン5フランとは違う印象

のトーンがかかっております。(NGCサイトはこちら)
誠に申し訳ございません。こちらのゴチッククラウンは品切れでございます。
今回ご紹介の2点に関しては、お電話(0120-478-548)もしくはメール(mail@shinbashistamp.co.jp)またはLINEにて承ります。
お気軽にお問い合わせください。
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