金の高騰により、金貨の人気も高まっています。そこで今回も弊社がおすすめの金貨をご紹介します。
こちらはイタリアで1912年に発行された100リレ金貨です。
表にはヴィットリオエマヌエレ3世、裏には稲と鍬を持つ農業の女神の立像が描かれます。
大型で見栄えのする金貨です。


1910年、1912年、1926年、1927年に発行されているものの、1910年に発行された2013枚は、ほとんどが溶解されてしまったために現存数は僅で、26年は40枚、1927年は30枚の発行であり市場に出てくることはほぼありません。(過去の海外オークションでは1927年発行のものが日本円で2000万円以上の値をつけて落札された)通常市場でみられるのは1912年発行のものですが、こちらも4946枚という少ない発行枚数により、希少性が高いです。
ヴィットリオ・エマヌエレ3世は、ウンベルト1世父親が殺害されから46年にわたり、 イタリアを統治してきました。彼の統治下でアルバニア・エチオピアを併合し、アルバニア皇帝、エチオピア国王としても君臨しました。そのため、アルバニア、ソマリアにおいても彼の発行したコインを見ることができます。また、王自身もコインの収集家であり、研究者でもあったことから彼の著書はイタリアコイン研究の最大の文献とされてます。
商品の写真を見てもわかりますが、ヴィットリオ・エマヌエレ3世が発行した金貨は艶消しのマットタイプです。その渋さはさすが貨幣研究家であるだけにセンスの良さが光ります。
コインマニアであった彼によって大型金貨、銀貨を代表する美しいコインが次々と生み出されました。
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