11月に発行される新しい500円硬貨の製造が9月21日、造幣局さいたま支局(さいたま市)で始まりました。デザインと仕様の変更は2000年以来21年ぶりで、「3代目」となり、来年3月末までに2億枚が発行される予定です。基本的にプレミアがつく硬貨はその発行枚数に応じます。
最も価値のある500円は、昭和64年500玉でその発行枚数は1,600万枚でした。そこから考えると今回の令和3年新500円玉にプレミアがつくとは考えにくいでしょう。
財務省は、貨幣の流通状況や税制、社会情勢などを勘案しながら貨幣の発行枚数を決定します。例えば、平成23年は電子マネーが普及し始めた時期であり、キャッシュレス化が進んだことによって少額硬貨の需要が減り、発行枚数を急減しました。それに伴い、平成23年・24年・25年・28年・29年・30年の5年間に発行された1円玉は、本来の価値の約3,000倍にあたる「3,000円」もの値打ちがあります。(あくまでも販売価格です。買取はしておりません。)
今回の500円玉は発行枚数が多いですが、新型コロナウイルスの感染拡大により、キャッシュレス化はさらに浸透すると考えられ、財務省は貨幣の発行枚数をさらに抑えると考えられます。そうなるとそのコインが数年後、プレミアコインとして付加価値がつくと思われます。
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