【2026年最新版】大判の値段・価格・買取相場を専門店が解説|種類別の価値と高く売るポイント
- shinbashi
- 7月2日
- 読了時間: 9分
「大判・小判の値段はいくらくらい?」「家にある大判・小判の買取価格を知りたい」「大判・小判の相場は種類によってどれくらい違う?」
このようなご相談は、古銭・金貨の中でも多いお問い合わせのひとつです。
大判・小判は、江戸時代以前から作られた金貨で、大判金に関しては種類や状態によっては数百万円以上、希少なものでは1,000万円を超える価格で評価されることもあります。
一方で、大判は金の重さだけで値段が決まるものではありません。種類、墨書、極印、保存状態、真贋、鑑定書の有無、市場相場などによって、買取価格は大きく変わります。
この記事では、大判の価値や種類別の買取相場、値段が決まるポイント、高く売るための注意点を60年以上の経験を持つ専門店の視点から解説します。
大判とは?

大判とは、主に安土桃山時代から江戸時代にかけて作られた大型の金貨です。
一般的によく知られている小判よりも大きく、重さもかなりあります。たとえば、慶長小判が約17g前後であるのに対し、同時代に作られた慶長大判は約165g前後あります。
大判は日常的な買い物に使われる貨幣というよりも、将軍家や大名家の贈答、褒美など、特別な用途で使われたと考えられています。
そのため現存数が限られており、現在では古銭収集家や金貨コレクターから高い人気があります。
大判と小判の違い
大判と小判は、どちらも長円形の金貨ですが、用途や特徴に違いがあります。
比較項目 | 大判 | 小判 |
大きさ | 大型 | 大判より小さい |
重さ | 約112g〜165g前後のものが多い | 約17g以下 |
用途 | 贈答・褒賞・特別な支払い | 一般流通用が多い |
特徴 | 墨書がある | 一部を除き墨書はない |
価値 | 希少性により高額になりやすい | 種類により幅がある |
大判の大きな特徴は、表面に「拾両後藤」などの墨書がある点です。
この墨書の状態は、大判の買取価格を大きく左右します。
大判の値段・買取価格は何で決まる?
大判の値段は、金相場だけで決まるわけではありません。
もちろん金貨である以上、金としての価値もあります。しかし、大判の場合はそれ以上に、古銭としての希少性や歴史的価値が重要になります。
主に次のポイントで価格が決まります。
1. 大判の種類
大判にはさまざまな種類があります。
代表的なものには、天正大判、慶長大判、元禄大判、享保大判、天保大判、万延大判などがあります。
現存数が少ないものは高額査定になりやすい傾向があります。
2. 墨書の状態
大判の表面には、後藤家による墨書が書かれています。
この墨書が当時のまま残っているものを「元書」と呼びます。元書は評価が高く、後から書き直された「書改」、「加筆」と比べて買取価格が高くなる傾向があります。
墨書が薄いもの、消えているもの、後から手を加えられているものは、やはり評価が下がる要因となります。
3. 極印・刻印
大判には、桐紋や花押、座人印、棟梁印などの極印が打たれています。
極印の種類や位置、組み合わせによって、大判の種類や年代を判断することがあります。
4. 保存状態
折れ、傷、摩耗、変色、加工跡などがあると査定額に影響します。
特に大判は表面が広く、墨書や極印の状態が見た目にも分かりやすいため、保存状態の良し悪しが価格に反映されやすい古銭です。
5. 真贋
大判は高額品のため、レプリカや贋作も存在します。
重量、寸法、金質、墨書、極印などを総合的に確認し、本物かどうかを慎重に判断する必要があります。真贋鑑定には、プロの専門家による相対的な判断が必要となります。一般的な買取業者でなく必ず専門店へご相談ください。
大判金の種類別 買取相場一覧
大判の買取相場は、市場動向や状態によって変動します。
以下は代表的な大判金の参考相場です。
種類 | 発行時期 | 重量の目安 | 買取相場の目安 |
天正菱大判金 | 1588年頃 | 約164.9g | 1億円以上の可能性 |
天正長大判金 | 1595年頃 | 約164.9g | 1,200万円〜2,000万円前後 |
天正大判金 | 1608年頃 | 約164.9g | 〜900万円前後 |
慶長大判金 | 1601年頃 | 約164.9g | |
慶長笹書大判金 | 1601年頃 | 約164.9g | |
明暦大判金 | 1658年頃 | 約164.9g | 500万円~600万円前後 |
元禄大判金 | 1695年頃 | 約165.38g | 1,300万円前後~(元書) |
享保大判金 | 1725年頃 | 約165.38g | 300万円〜450万円前後 |
天保大判金 | 1838年頃 | 約165.38g | 400万円〜600万円前後 |
万延大判金 | 1860年頃 | 約112.4g | 180~250万円前後 |
※上記はあくまで目安です。実際の買取価格は、状態(特に墨書き)・買取査定時の市場相場・鑑定書などの付属品の有無によって大きく異なります。
代表的な大判の種類と特徴
無名大判金
無名大判金は、戦国時代から安土桃山時代頃に作られたとされる古い大判です。
まだ大判としての規格が定まっていなかった時代のため、大きさや形、重さにばらつきがあります。
表面に後の大判のような墨書がないことから「無名大判」と呼ばれます。
蛭藻金、譲葉金などと呼ばれることもあり、希少性が高い種類です。
天正大判金

天正大判(金)は豊臣秀吉が天正16年(1588)から製造を開始した最初の定量大判で、重量は44匁(約165g)に定められました。また、天正17年(1589)には「太閤の金くばり」と呼ばれる施策で多数の天正大判が用いられ、豊臣政権の権威を示したとされています。さらに、慶長14年には京都・方広寺再建の費用を賄うために製造された大仏大判(金)も存在するとされています。
慶長大判金

慶長大判金は1601年(慶長6年)から発行された大判で、徳川家康が豊臣秀吉の大判制度を引き継ぐ形で鋳造を開始しました。元禄8年(1695年)の改鋳まで約100年にわたり、主に献上品や贈答品など限られた用途で用いられました。慶長大判金は鋳造期間も長かったことから、次に示すような「慶長笹書大判金(珍品)」「明暦大判金」といった種類が存在し、種類によって買取価格も大きく異なります。
慶長笹書大判金
慶長笹書大判金は、慶長大判の中でも墨書に特徴がある種類です。
「後藤」の筆跡が笹の葉のように伸びて見えることから、笹書大判と呼ばれます。
通常の慶長大判よりも評価が高くなることがあり、状態によっては1,000万円を超える価格が期待されることもあります。
明暦大判金
明暦大判金は、明暦の大火に関係して作られたとされる大判です。
火災で溶けた金銀をもとに作られたといわれ、製造背景が特殊なことから歴史的価値があります。
元禄大判金

元禄大判金は1695年(元禄8年)から1716年(享保元年)にかけて鋳造された大判です。裏面に「元」の極印が打たれていることが大きな特徴で、この年代印は元禄大判だけに見られます。また、大判の中では発行枚数が多かったものの、現存数は極めて少なく、現在では天正菱大判金や慶長笹書大判金に次ぐ高い評価を受ける種類とされています。
享保大判金

享保大判金は、1725年頃から作られた大判です。約112年もの長い間鋳造された大判金のため、墨書きの書き手も12代寿乗から17代典乗まで存在し、この書き手の種類によっても評価に差がつくのが特徴です。
天保大判金

天保大判金は、1838年頃から作られた大判です。発行年数も約22年間と短く希少な大判の一つです。
享保大判と似た規格で作られていますが、極印の形状などに違いがあります。状態の良いものは高額査定が期待できます。
万延大判金

万延大判金は、江戸時代最後の大判金です。
それまでの大判よりも軽量化され、重さは約112.4gとなっています。
表面の加工には「たがね打ち」と「のし目打ち」があり、たがね打ちの方が評価されやすい傾向があります。他の大判と比べると価格は控えめですが、それでも状態の良いものは高額買取の対象となります。
大判を高く売るためのポイント
1. 洗ったり磨いたりしない
大判を見つけた場合、汚れを落とそうとして洗ったり磨いたりしないでください。
表面に細かな傷が付いたり、墨書が薄くなったりすると、価値が下がる可能性があります。
古銭は「そのままの状態」で査定に出すことが大切です。
2. 箱や鑑定書も一緒に出す
大判に箱、鑑定書、購入時の書類などがある場合は、必ず一緒に査定へ出しましょう。
付属品によって真贋や来歴の確認がしやすくなり、評価につながる場合があります。
3. 金として売らない
大判は金貨ですが、金地金として売らないようにしてください。また、試金などしてしまうと、跡が残り評価を下げる恐れもあります。
大判の価値は、金の重さだけではなく、歴史的価値や希少性、収集価値を含めて評価されます。
貴金属店では地金価格のみで判断されてしまう可能性があるため、古銭専門店で査定を受けることが重要です。
4. 複数の専門的な視点で確認する
大判は高額品のため、査定には専門知識が必要です。
種類、墨書、極印、金質、重量、状態などを総合的に確認することで、適正な価格が判断できます。
大判買取でよくある質問
大判は本物か分からなくても査定できますか?
はい、査定可能です。
本物かどうか分からない場合でも、まずは現物を確認することが大切です。
レプリカや記念品の場合もありますが、思わぬ価値があるケースもあります。
墨書が薄くなっていても買取できますか?
はい、買取可能です。
ただし、墨書の状態は査定額に影響します。
元書がきれいに残っているものは特に高く評価されやすいです。
大判は金相場が高いときに売った方がいいですか?
金相場も価格に影響しますが、大判の場合は古銭としての希少性や市場需要の方が重要になることもあります。
金相場だけで判断せず、現在の古銭市場での相場を確認することをおすすめします。
相続品の大判も査定できますか?
はい、相続品の査定も可能です。
箱や書類、購入時の資料などが残っている場合は、一緒にお持ちください。
傷や汚れがある大判でも売れますか?
状態によって価格は変わりますが、傷や汚れがあっても査定可能です。
自己判断で処分せず、一度専門店へご相談ください。
新橋スタンプ商会の大判買取
新橋スタンプ商会では、創業以来60年以上にわたり、古銭・金貨・小判・大判の査定・買取を行っております。
大判は、種類や状態によって買取価格が大きく変わる高額品です。
当店では、古銭専門店としての経験をもとに、一点一点丁寧に確認いたします。
査定無料
古銭・金貨・小判・大判の買取に対応
店頭買取・郵送買取・出張買取のご相談可能
相続品・コレクション品の査定にも対応
本物か分からない品物も相談可能
「大判の値段を知りたい」「大判の現在の買取相場を確認したい」「できるだけ高く売りたい」「古い金貨が本物か見てほしい」
このような場合は、ぜひ新橋スタンプ商会へご相談ください。
まとめ
大判は、日本の古銭の中でも特に高額買取が期待できる金貨です。
天正大判、慶長大判、元禄大判、享保大判、天保大判、万延大判など、種類によって値段や相場は大きく異なります。
また、同じ種類の大判でも、墨書の状態、元書か書改(加筆)か、保存状態、鑑定書の有無によって買取価格は変わります。
大判の価値を正しく知るためには、金としての価格だけでなく、古銭としての価値を判断できる専門店で査定を受けることが大切です。
大判の値段・価格・買取相場が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。



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