【新入荷のご案内~貿易銀MS61・チェコスロバキア5ダカット金貨「馬上の聖ヴァーツラフ」他~】
更新日:2022年12月5日
新商品のご案内です。
1点目は、貿易銀明治8年・長支脈タイプ(PCGS MS61)です。

長支脈について触れると、一番下の葉(桐葉1葉)の左の支脈が長いものを長支脈、短いものを短支脈と呼びます。割合的には長支脈が60%、短支脈が40%くらいの比率とされます。
近年人気上昇中の貿易銀ですが、特にスラブでMS(未使用級)評価以上のものの価格が高騰中です。
2022年8月香港で開かれた海外オークションで、現品と同クラス(MS61)のものが、約114万円(手数料込)で落札されました。もちろん数字も重要なポイン
トかもしれませんが、銀貨は色味も価格設定の重要なポイントとなると思います。現品は、トーン(錆色)が美しくでています。是非サイト内商品ページで動画もご確認いただければと思います。【商品ページはコチラ】
▼左から貿易銀桐葉1葉か所、長支脈、短支脈
※申し訳ございません。現在貿易銀は品切れでございます。
2点目は、大人気ブラジル2万レイス金貨です。コインの雑誌やカタログで一度は目にしたことがある金貨だと思います。

ブラジルがポルトガルの植民地で、ポルトガル王のジョアン5世が統治していた頃の金貨です。重量が50グラム以上と非常に重いコインで、ヨーロッパのコインよりも存在感が大きいと言うこともできるほどの逸品です。
スラブをよく見ると「SALTON COLLECTION」の表記があるのがわかります。これはナチスによるホロコーストを生き抜いた、ユダヤ出身のコインディーラーであるサルトン氏の放出コレクションを意味します。日本ではあまり馴染みがありませんが、世界的に非常に有名な方で一種のブランド的価値を持つコインとなります。
←※申し訳ございません。こちらの商品(ブラジル2万レイス)は在庫切れとなっております。
最後にご紹介するのもは、チェコスロバキア金貨5ダカット金貨「馬上の聖ヴァーツラフ(ヴェンセスラス)」です。

現在はチェコとスロバキアに分かれて独立していますが、1918年から1992年まではチェコスロバキアという1つの国でした。この5ダカット金貨は、そのような分裂前のコインです。つまり今は存在しない国家であることがこのコインの価値を高めている理由になります。発行枚数も約1,000枚と少なくなっています。
このコインの表面に書かれる、馬に乗ったヴァーツラフですが、チェコの守護聖人としてこの地方では小説や詩が盛んに作られてきました。