裏白200円札 2組
SKU: 13769
¥7,500,000価格
消費税込み
昭和初期一時的に発行し、その後すべて回収された「裏白200円札」。その時日銀が回収できなかったものが10数枚あったとされます。そのうちの1枚がこちらになります。歴史的に大変稀少価値の高い紙幣となります。
~裏白の歴史~
第一次大戦の後の戦争特需により日本は好景気に見舞われますが、それもつかの間。アメリカのウォール街の株価大暴落により、その不況の波は日本へも広がります。そして1923年の関東大震災。日本は未曽有大恐慌に陥ります。そんな不況の中、銀行もつぶれるのではないか、と噂はいっ気に広まり、預けたお金を取り戻そうとするいわゆる取り付け騒ぎが起きます。
そのため、銀行は一時お店を休業し、日銀から現金を引き出し、お金を急いで用意することが必要となりました。
ただ、勿論日銀も短期間にお金を用意することができません。
そのため一時的に刷られたのがこの裏白札となります。いわば、国民をひとまず安心させるために刷られた見せかけの紙幣です。
時間に迫られていたため、このように裏は真っ白の本当に簡易的な紙幣となっています。
ただ、このあと銀行の取り付け騒ぎはいったん落ち着き、この紙幣は必要ないということで、日銀は急いでこの裏白の回収をすることになったわけですが、回収できなかったものは10数枚存在するといわれます。