イングランド初の法定金貨として発行されたノーブル金貨となります。ノーブル金貨は、このエドワード3世以降歴代の国王に引き継がれて発行されますが、このエドワード3世のノーブル金貨が初ということもあり、最も人気が高い印象です。

表は、剣と盾をもったエドワード3世が、裏面には紋章と頭文字「Ｅ」が描かれています。

このエドワード3世ですが、当時英国がフランス国内に所有していたアキテーヌの領地をフランス王が没収したことに端を発し、百年戦争を開始します。その後アキテーヌの領地をフランスから奪還したエドワード3世はフランス王を名乗り始めます。そのため、コイン裏面の紋章の中にも、フランスの国花アヤメと、イングランドの象徴ライオンがともに描かれています。